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甲状腺全摘の基本術式

尚吾 篠原

2022Nippon Jibiinkoka Tokeibugeka Gakkai Kaiho(Tokyo)Medicine被引 1开放获取

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摘要

甲状腺乳頭癌の基本術式は, 甲状腺全摘 + D1 郭清 (中央区域郭清) であるが, もともと甲状腺乳頭癌の予後は良好で, 皮膚露出部の手術であることから, その施術ポリシーにはいろいろな考え方がある. 本論文では, 術後放射線ヨードによるシンチグラムやアブレーションを施行し, 血清サイログロブリン値で再発をモニターするという体制を考慮した甲状腺全摘術, および D1 郭清について, 当院の手術法について報告した. 施術時に注意するポイントとして, ① Berry 靭帯や錐体葉など, 正常甲状腺組織を残存させた場合, 術後の放射線ヨードが正常部分により強く集積するので, 正常甲状腺組織を絶対に残さないように留意する, ② 上喉頭神経外枝は, 上極に入る上甲状腺動脈の枝 (上極バスケット) を甲状腺に入るところで一本ずつ処理すると, 見つからなくても損傷しない, ③ 副甲状腺は上腺の温存を主眼に考え, 上極バスケットの後枝経由の血流を温存する, ④ D1 郭清は右側では反回神経の浅層と深層で分けて考え, 分割してでも徹底切除を心掛ける, ⑤ 上喉頭神経外枝や反回神経の探索に, 術中神経モニタリングが有用である, などを挙げた. また本法は, 専門研修医が習得するべき基本手技の一つとなっているため, 日々どのように指導しているかについても, 実際現場で使用している内輪の名称なども織り交ぜながら紹介した.

引用本文(GB/T 7714)

尚吾 篠原. 甲状腺全摘の基本術式[J]. Nippon Jibiinkoka Tokeibugeka Gakkai Kaiho(Tokyo), 2022.

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DOI:https://doi.org/10.3950/jibiinkotokeibu.125.11_1542

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