内視鏡下頭蓋底手術(前頭蓋底)
摘要
経鼻内視鏡下頭蓋底手術は,内視鏡や手術器具の進歩に伴い発達した新しい術式である。本手術には耳鼻咽喉科医と脳神経外科医との連携が必須である。内視鏡下手術は低侵襲な術式だが,合併症対策が必要であり,特に髄液漏を防止するために適切な頭蓋底再建法を選択することが重要である。耳鼻咽喉科領域の対象疾患としては頭蓋底進展を伴う鼻副鼻腔良性腫瘍が大部分を占める。悪性腫瘍のうち嗅神経芽細胞腫については,軽度の頭蓋内進展を伴う症例を含め,本術式の適応と考えられてきている。頭蓋内進展の高度な例では開頭法との併用での腫瘍切除を行う。長期的にみると再発例が多いことから,術後の化学療法について今後の検討が必要である。
引用本文(GB/T 7714)
小澤 宏之. 内視鏡下頭蓋底手術(前頭蓋底)[J]. JOURNAL OF JAPAN SOCIETY FOR HEAD AND NECK SURGERY, 2018.
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